最近は通信技術の発達により、会社に出勤することが当たり前だった時代から、自宅などでテレワークをする働き方へと変わってきている。移動をしなくても良いため、通勤などにかかる負担を減らすことが出来る点は大きなメリットと言える。ただし、これからテレワークを始める場合には、様々な環境整備を行わなければならない。
まずは必要な機器を整備することが求められる。自宅のパソコンなどを使用する場合には、セキュリティについても見直しておきたい。特定のセキュリティソフトの導入などが必要になる場合があるので、会社に確認しておこう。
また、テレワークでも会議などを行う際には、ウェブカメラが付いているパソコンを選ぶ必要がある。正確に声を伝えるため音声をひろうためのマイクが必要になることも多い。通信環境なども、動画でのコミュニケーションがきちんとできるレベルの物かを確認しておこう。

さらに、自宅で仕事をするからこそ、環境をきちんと整えておく必要がある。生活と仕事の区別がつきにくくなると、うまく仕事に集中できなくなるという方もいるのだ。集中できるように仕事専用の部屋を用意したり、必要に応じてカーテンやパーテーションで区切るなど工夫してみるといいだろう。
会議などでライブ動画を送信する場合には、自分の背後もカメラに映ってしまう。見せたくないものはどかしておくか、カーテンなどでカバーしておくとよい。通信中は家族に静かにしていてもらうなど、前もって相談しておくことも必要だ。
そのほか、オンラインでの研修や商談をする場合は、それを可能とするITツールやアプリを入れておく必要がある。
とにかく、テレワークに必要な環境の整備やツールの導入など、自宅での仕事を円滑に行うための対策を十分にとっておくことが大切である。